コラム、その他

化学・素材系でおすすめの転職エージェント

転職活動の際には、自分のキャリアにあった転職先を見つけるのは難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。

特に化学業界は裾野が広いため、自身の希望・専門性と採用企業ニーズのマッチは簡単ではありません。 

本記事では、化学業界にお勤めで現在キャリアに悩んでいる方に向けて、おすすめの転職方法をご紹介したいと思います

転職エージェントとは

転職活動の選択肢

みなさま転職エージェントはご存じでしょうか。

転職エージェントとは、求職者が今後の自分のキャリアで望む条件と、
採用企業が求める人物像とをマッチングして雇用契約までサポートしてくれる企業のことを指します。

転職エージェントに自分の職歴や希望条件を登録しておけば、アドバイザーが条件に合う求人を探して連絡してくれる、という流れです。

転職サイトをマッチングアプリと例えるなら、転職エージェントは結婚相談所とも言え、一連の転職活動をサポートしてもらえるイメージです。

有料と思われている方もいるかもしれませんが、実は無料でサービスを受けることができます。

前向きに転職を検討している方ならば、転職エージェントがおすすめとなります。

転職エージェントのメリットと注意点

では、転職エージェントを利用する具体的なメリットは何か。

業界に詳しい転職のプロがマンツーマンでサポートしてくれるのは心強く、仕事をしながら職探しをする人は、エージェントを利用することで効率よく転職を進めることができます

また転職エージェントは無料で利用できるだけでなく、優良な求人も多いとされています。

なぜ無料なのに優良求人も多いのか。

その理由は、採用企業が転職エージェントに紹介手数料を支払うという、ビジネスモデルにあります。

つまり転職エージェントにはお金を払ってでも良い人材を集めたいという大手企業の求人が集まっており、求職者がお金を払うことはもありません。

ゆえに転職エージェントを利用する企業や求職者は年々増加しており、今や主力の選択肢の一つとなっています

しかしそんな転職エージェントにも、当然注意点があります。

エージェントは採用企業から成功報酬として紹介手数料を得ているため、見込みのない案件は求職者に勧めたがらない場合もあります。

逆に、どこへでもドンドン転職させる、評判の悪いエージェントも存在するようです。

ほかにも担当者の力量や相性の良しあしもあるため、自身にあった、信頼できる転職エージェントを見つけることが何より重要なのです。

大手転職エージェントの違い

うまく自分に合ったエージェントが見つかれば、転職の成功確率も大きく上がります。

しかし転職エージェントは1万社以上あるとされており、特定の業界に強いエージェントなど、各社にも得手不得手があります。

したがって業種や職種、また希望条件といった自身の状況と、転職エージェントの得意分野がマッチするのがベストと言えますね。

とはいえ転職先の企業を探すために、まずは自分に合った転職エージェントを見つける必要があるという、スマホを探すために眼鏡を探すような悩ましい状況ではあります。

そこで今回は代表的な大手総合転職エージェント3社と、化学系で転職を考えている方へおすすめの転職エージェントを紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、リクルートグループの転職エージェントです。

その特徴は、リクルートグループのパイプを活かした網羅性。

IT、製造、販売、金融、サービス業など、さまざまな分野の求人情報を数多く取り揃えています

したがって、若手層〜中堅・管理職層まで幅広い年齢や職種の方が利用できる点は強みでしょう。

逆に求人数が多いために、マッチしていない求人を紹介されるケースもあるようです。

doda

パーソルキャリア株式会社が運営するdoda(デューダ)。

こちらもリクルートエージェントに次ぐ国内大手で、数多くの求人情報を保有しています

年収査定など診断ツールが充実しており、20代前半~30代前半の若手・中堅層を中心に幅広い年齢へ対応しています。

また転職サイトと転職エージェントを一体運営しているため、転職サイトで求人を見つけて、実際にアドバイザーに聞いてみるという使い方もできます。

JACリクルートメント

最後はJACリクルートメント。

総合転職エージェントのなかでも日系・外資、大手~ベンチャー企業まで幅広くカバーしておりに強く、また専門職・技術職の支援実績も高い点が特徴です。

登録者はミドル・ハイクラスが中心で、ほかの2社とは異なりコンサルタント型(一気通貫型)という形態を採用しているため、リアルで手厚いサポートが強みとなります。

逆に20代の第二新卒には強くないため、その点は注意が必要ですね。

個人的おすすめはJACリクルートメント

紹介した3社はいずれも大手で社歴も長く、企業への信頼度は高くなります。

まずはこれら3社から検討するのが良いかと思いますが、個人的におすすめはJACリクルートメント

なぜJACリクルートメントがおすすめなのか、2つの特徴を解説します。

なお私が転職エージェントを検討した話はこちらで記事にしていますので、良ければ参考にしてみてください。

【コラム】転職エージェントを検討した話

特徴① コンサルタント型

JACリクルートメントの特徴の一つが、先ほども触れたコンサルタント型(一気通貫型)。

転職エージェントは採用企業と転職希望者の間に入り、双方のマッチングを担います。

しかし実際のところ、多くの転職エージェントは採用企業と転職希望者で担当者が異なる、分業型と呼ばれる体制を取っています。

一方でJACリクルートメントでは、一人のコンサルタントが企業と転職希望者の双方を担当する、コンサルタント型を採用しています。

コンサルタント型のエージェントは企業と直接やり取りしているため、求人の背景を深く理解しており、面接対策でもリアルなアドバイスが得られます

求人の解像度が高く、こちらのニーズも的確にくみ取ってくれるなど、これは普通の営業と技術営業の違いといえるかもしれませんね。

こういったコンサルタント型エージェントの良さを享受できるのが、JACリクルートメントの特徴です。

特徴② 化学・素材分野にも強い

JACリクルートメントは総合転職エージェントですが、化学・素材分野の専門部隊も有しています。

その規模は業界で一番大きいとされ、なんと化学メーカー出身者も在籍しているそうです。

個人的には、ここも魅力を感じた点の一つ。

というのも、化学業界は規模も大きのですが、それ以上に企業数が多いという特徴があります。

加えて化学メーカー各社の事業内容も異なりますので、個々の会社への理解が欠かせません。

そんな化学業界にも詳しい専門部隊だからこそ、転職希望者の希望によりマッチした企業を紹介できると期待できます。

注意点は

求人の数

JACリクルートメントの注意点としては、求人の数。

JACリクルートメントは量より質を意識しており、ほか転職エージェントと比べると、ある程度絞り込んだ状態で求人が紹介されます。

したがって他社よりも提案される求人数が少なくなる傾向にあり、多くの求人のなかから自分にあった企業を選定したいという方には、物足りなさを感じるかもしれません。

第二新卒は弱い

JACリクルートメントはある程度キャリアを積んだ方の支援を得意としているので、20代前半といった若手ではマッチングしづらいかもしれません。

若いうちならやる気とポテンシャルが武器となるので、やりたいことを基準に、幅広い選択肢から企業を選ぶのが良いかと思います。 

まとめと、JACリクルートメントがおすすめの方

本記事では、転職エージェントについて解説しました。

転職エージェントにも得手不得手があるため、実際に転職エージェントを検討してみて、自身にあったアドバイザーを探すことが重要です。

そして個人的なおすすめはJACリクルートメント。

JACリクルートメントでは、化学・素材専門のアドバイザーが企業と直接やり取りをしているため、質の高いコンサルティングが期待できます。

求職者がしっかりとコミュニケーションを取れば、ミスマッチが少なく、満足のいくキャリア相談ができるのではないでしょうか。

最後に、JACリクルートメントがおすすめなのは以下のような方です。

・20代後半から50代

・化学系の企業への転職を検討している

・専門、技術職のキャリアを積んできた方

中長期でのキャリア相談も実施しているそうですので、自身のキャリアに悩まれている方は、まず相談から検討してみてはいかがでしょうか。

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