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【就活偏差値】化学系の人気企業はどこ、就職難易度ランキング【最新版】

昨今は新卒売り手市場、24,25卒の就活生にとって有利な局面が続いています。

しかし人気企業の倍率は依然として高いのが実情です。

希望する企業の倍率や就職難易度は気になるところ。

本記事では難易度が高いとされる化学系の人気企業について解説します。

最新の就活市場は

就活生にとって、売り手市場が続く見通し

ここ数年、売り手(供給側)である企業の求人数が多く、買い手である就職候補者が少ない状況、つまり売り手市場が続いています。

有効求人倍率も1倍を上回り、仕事を求める就活生らの数よりも企業の求人数のほうが多いため、就活生にとって有利な局面といえるのです。

資料出所
総務省統計局 「労働力調査」
厚生労働省「職業安定業務統計」

有効求人倍率の1962年以前は学卒(中卒、高卒)の求人、求職が含まれる。
ごりお

一般に有効求人倍率は景気に連動しますが、昨今の人手不足を受けて売りて、しばらく売り手市場は続くのではないかと考えられます。

化学系企業においても、売り手市場は継続

では化学業界に限ってはどうかというと、こちらも有効求人倍率は1を越えて横ばい。売り手市場に変化はありません。

マイナビキャリアリサーチLab
化学工業レポート(2023年5月)

化学メーカーの投資も変わらず活発ですので、企業の採用数がいきなり落ち込むことはないと予想されます。

就職難易度ランキングとは

定量的に評価することは困難

就活をしていると、企業の就職偏差値や格付けを見かけることがあるのではないでしょうか。

喧々諤々の議論がなされていますが、実際のところ就職難易度を客観的に評価することは非常に困難です。

というのも、企業によって採用人数やエントリー数は異なりますし、倍率を公表していないことも多々あります。

そもそも就活は企業と就活生の相性を探る場であることから、選考フローや求める人材も千差万別、一概に難度を比較することは難しいのです。

とはいえ、企業の業界内での立ち位置を把握する指標として、就職難易度に意義がないわけではありません。

ごりお

あくまで指標の一つとして、客観性のあるランキングを紹介します。

東洋経済新報社が公表している「入社が難しい有名企業ランキング」

東洋経済ONLINEにて毎年公表されている、「入社が難しい有名企業ランキング」を紹介します。

このランキングでは、入社難易度を「採用者の大学偏差値の平均値」から算出しており、あくまでその企業はどのレベルの大学から入社しているのかと言う指標です。

例.
東京大×5人+国際基督教大×3人+早稲田大×10人)÷(5人+3人+10人)=66.7

一概に”採用者の偏差値が高い=人気企業”とは言い切れませんが、主観的な位置づけではないので、指標の意味を理解していれば参考にはなるかと思います。

なお対象企業や集計方法の詳細は本文で確認できます。

化学系でTOPはあの企業

それでは早速見ていきましょう。

さきほど解説した東洋経済ONLINE「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社から、化学系企業を抜粋して紹介します。

順位 企業名 入社難易度 前回順位 業種
5位 富士フイルム 64.3 20位 化学・精密機器
10位 P&Gジャパン 63.8 12位 日用品
34位 東レ 62.3 59位 繊維
39位 AGC 62.0 45位 ガラス・土石
56位 ブリヂストン 61.6 38位 ゴム製品
65位 三菱ガス化学 61.3 65位 化学
70位 住友化学 61.1 53位 化学
71位 ENEOS 61.1 36位 石油
73位 旭化成G 61.0 69位 化学
86位 花王 60.7 80位 日用品
92位 ライオン 60.6 109位 日用品
98位 DIC 60.4 70位 化学
102位 コーセー 60.3 147位 化粧品
112位 トクヤマ 60.1 239位 化学
113位 クラレ 60.0 130位 化学
120位 住友ベークライト 59.9 170位 化学
121位 三菱ケミカル 59.9 131位 化学
126位 三井化学 59.8 100位 化学
128位 カネカ 59.7 139位 化学
135位 積水化学工業 59.6 140位 化学
147位 出光興産 59.4 93位 石油
155位 昭和電工G 59.3 88位 化学
169位 日産化学 58.9 167位 化学
177位 信越化学工業 58.8 217位 化学
190位 帝人 58.4 98位 繊維
194位 関西ペイント 58.4 177位 化学
198位 日東電工 58.3 176位 化学

もっとも順位が高かったのは富士フイルム。富士フイルムといえばカメラや化粧品のイメージが強いかもしれませんね。

しかしバイオ医薬品と呼ばれるヘルスケア分野や、フォトレジストと呼ばれる半導体材料など、化学業界でも成長性が高い分野でシェアを誇る企業となります

過去記事にてヘルスケア分野の解説をしています。

ほかにもP&G(10位)やAGC(39位)、ブリヂストン(56位)などが上位に名を連ねていますね。

これら企業は化学業界において比較的川下に位置し、BtoCビジネスも行っていることから、みなさんもご存じなのではないでしょうか。

ごりお

ブリヂストンは自動車のタイヤ、P&Gはパンパース(おむつ)が有名ですね

対して比較的川上に位置し、BtoBビジネスを手掛ける化学系企業は全体的に順位が低くなる傾向にあります。

例えば業界最大手の三菱ケミカル(121位)や、時価総額1位の信越化学工業(177位)などがその例となります。

管理人の感想

業績との相関はあまりない

全体的に、事業規模が大きく知名度も高い企業が上位にランクインしやすい傾向が見受けられます。

単純に企業の業績だけを見れば、信越化学工業や日産化学など稼ぐ力に優れる企業はもっと上位でも良い印象です。

信越化学と日産化学はこちらの記事で解説しています。

また近年構造改革により業績を伸ばす三井化学は、前年よりランクを上がるかと思えば、昨年よりも大きく下げています。

三井化学など、最近の業績はこちらの記事にまとめています。

このようにBtoBの化学メーカーは優良企業であっても認知されていないケースが多々ありますし、ランキングでは最新の動向を反映しきれていない側面もあると思います。
(今回のランキングは採用者の学歴を見ているだけなので、当たり前かもしれませんが)

ごりお

人気企業=優良企業とは言い切れず、企業研究をしっかり行うことが重要です。

化学業界の業界研究は難しすぎる!

とはいうものの、化学企業や業界を調べるのは難易度が非常に高いのです。

その理由は大きく分けて三つあります。

  • 企業の数が多すぎる
    上場企業で130余り。業界の規模も大きいのですが、それにしても多い。
  • 手掛ける製品が多岐にわたり、しかも良く分からない
    日本の化学メーカーはニッチトップで優良企業が多いも、ニッチすぎる。
  • 業績の変動が大きく、企業の成長性が判断できない
    売上が拡大していても、原燃料コスト、為替、世界の景気など外部要因か、地力の成長か分かりにくい。

就活生が自身の専門性を活かしたい、興味ある分野の仕事に就きたいと思っても、どの企業へエントリーすればよいのか分からないのではないでしょうか。

その結果、とりあえず有名な企業に入っておこう、大手であれば安心だろう、といった曖昧な判断で企業選びをしてしまうことが少なくないと思います。

ごりお

管理人も就活生の時はそうでした

弊サイトでは化学系企業について個別に解説しているほか、最新動向を都度発信しています。

就活生応援記事も更新していく予定ですので、あなたの就活のお役に立てるかと思います。

就活のお役立ちサイト

求人検索型(ナビサイト)

求人検索型は、希望条件を自身で入力することで、該当する企業を検索するサイトとなります。

一番オーソドックスで、利用者も非常に多いです。

マイナビやリクナビが有名です。

スカウト型(逆求人型)

スカウト型は、企業から就活生をアプローチするタイプのサイトです。

就活生のプロフィールを見た企業からスカウトするため、マッチ度が高く効率的に就活を進めることができます。

Offer boxが企業登録数で大手となります。

エージェント型

最後はエージェント型

エージェント型とは「キャリアエージェント」と呼ばれる担当者が、自分に合った企業を紹介してくれるサービスです。

ES添削や面接対策、キャリアの適正など一連のサポートを受けられる就活サイトとなります。

最後に

就活は早期化しており、就活生には早めの行動と決断が求められます。

対して化学業界は複雑でマッチする企業を見つけるのも一筋縄ではなく、ただでさえ実験に追われて忙しい方も多いのではないでしょうか。

就活生に与えられた時間は限られていることから、弊サイトや就活サイトを使用して、効率的に就職活動を進めてもらえればと思います。

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今回は総合化学メーカーと呼ばれる三菱ケミカルG、住友化学、三井化学、加えて旭化成、東ソーの5社を解説します。 事業内容も比較していますので、就活、転職、株式投資のご参考に良ければ最後までご覧ください。

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Youtubeのコミュニティに寄せられたコメントをテーマに取り上げ、化学業界を見通してみる企画です。

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